WOODONE 空間デザインアワード ▶ 2019年 結果発表&表彰式レポート

ウッドワン 空間デザイン 施工例コンテスト 2019

結果発表&表彰式レポート

2019年12月17日、新宿PARK TOWER HALL ギャラリー1にて『ウッドワン2019空間デザイン施工例コンテスト』の表彰式が開催されました。
まず中本祐昌社長が「皆様が造られた住宅や施設に住まれる方々は大変幸せな人生であり、生活が豊かになるのではないかと思っております。また、これからも施工例コンテストを通して無垢の商品が普及することを期待しています」とあいさつ。続いて応募作品の中から入賞8作品が発表され、受賞者に中本祐昌社長から表彰状と賞金が手渡されました。
今年は株式会社フォレスト、株式会社INTERMEDIAの2作品が最優秀賞(伊東豊雄賞)に選ばれました。株式会社フォレストの得能 孝夫さんは「入賞8作品に選ばれただけでも十分なのですが、まさか最優秀賞をいただけるとは思ってもいませんでした」。株式会社 INTERMEDIAの佐々木 翔さんは「憧れの伊東豊雄先生が審査委員長の施工例コンテストで、まさかの最優秀賞をいただき、今この場に立つことができて光栄です」と喜びを述べ、会場は大きな拍手に包まれました。

入賞作品

最優秀賞
(伊東豊雄賞)

「S.mile kitchen」

株式会社フォレスト

「池田建設新社屋『基壇地形の改修』」

佐々木 翔 株式会社INTERMEDIA

優秀賞

「伝統的な職人技と無垢の木でつくるリノベーション」

丸山 景右 株式会社 リック

「Treasure-Box」

小林 尚長 株式会社中島工務店

入賞

「森に遊び、癒される家 forrest」

菅原 富士夫 有限会社中居建設

「陰影をたのしむ家」

安井 菜津子 株式会社木屋長工務店

「multi face house」

須藤 誠 SUDOホーム須藤建設株式会社

「伝統とモダンスタイルの融合」

吉田 良一 有限会社吉田建築計画事務所

選考会

コンテストでは「木のぬくもりを活かした空間」をテーマに施工例を募集。これに対して全国から272もの作品が寄せられました。その中から審査基準である5つの視点で厳正に審査(@木のぬくもりを感じるデザイン、Aライフスタイル、ワークスタイルが見えること、B指定商品が空間と調和していること、C指定商品がアクセントとして活かされていること、D環境負荷の低減もしくは配慮していること)。
審査委員長には現代建築の巨匠・伊東豊雄氏を迎え、ウッドワンからは審査員として中本祐昌社長、迫田 浩治営業推進部長、池岡 知紀商品企画室長が参加。11月13日、東京での選考会にて入賞8作品(最優秀賞2、優秀賞2、入賞4)を決定しました。

審査講評

審査委員長伊東 豊雄氏 コメント

入賞された皆様、おめでとうございます。素晴らしい作品ばかりの中、最優秀賞は特に甲乙つけがたく、特別に2作品に、とお願いさせていただきました。『S.mile kitchen』は、旗竿敷地という難しい空間をうまく活用したプランニングが非常にしっかりされていて、大変住みやすそうないい住宅になっていた点を評価いたしました。『池田建設新社屋『基壇地形の改修』』は、本コンテストには珍しいオフィスの作品。外観、内観はもちろん、地形の活かし方も素晴らしく、建設会社のオフィスということですが、訪れた方はぜひこの会社に作ってもらいたいと思うことでしょう。大変素晴らしい建築です。

株式会社ウッドワン 代表取締役社長中本 祐昌 コメント

人生の大半は家の中で過ごしますので、これらの素晴らしい建築の中で過ごされる方々の人生は、大変幸せなものになることと思います。また今回の皆様の優れた作品を拝見しておりますと、メーカーとしてもまだまだ提案できるものがある、とつくづく感じさせられます。次回で4回目となる来年は、私どもがニュージーランドに無垢の苗木を植えた1990年から30年。木も8メートルにまで大きく育っております。今後も皆様の作品を通し、無垢が普及することが私どもの一番の喜びでございます。来年またお会いできるのを楽しみにしています。